夏になると、やっぱり冷たいアイスが食べたくなりますよね。
その中でも、特に人気なのが、安い!うまい!のガリガリ君!でもちょっと待ってください。安いはずのガリガリ君が値上げみたいです!?お値段はいくらになるのでしょうか?気になるところですね。今回はこのガリガリ君の歴史、なぜ今まで安く販売できていたのか?を調べてみました。
ガリガリ君の歴史
ガリガリ君、赤城乳業から1981年に販売開始されました。
出典:http://www.akagi.com/
外側と内側で2層にわかれていて、当時は内側の部分は社内では「ガリガリ氷」と呼ばれ、大粒のかき氷状のものでした。
2002年に「安心・安全」を元に食品添加物を使用し、氷の部分はガリガリした食感も残しつつ、ソフトな舌触りになりました。
製造本数もずっと右肩上がり!2013年ではなんと4億8000万本!!すごいですよね!
ガリガリ君が世間にもっと知られるようになったのは、CMでお馴染みのあの歌、ポカスカジャンが歌う「が~りが~りくん♪」ですね。2003年8月20日にはCD化にもされました。
ガリガリ君の味は80種類あると言われており、一番人気は王道のソーダ味です。
もっとも不評だったのは、ニュースでも放送されていた、ナポリタン味。なんと3億円の赤字にもなったそうです。私も話のネタに食べてみましたが、すみません!不味かったです(泣)
ガリガリ君値上げの裏側
さて本題に入っていきますが、今現在1本60円のガリガリ君が、4月1日から値上げします。気になる値上げ後のお値段は1本70円。
なんと25年ぶりの値上げだそうです!正直なところ、これでも安いと感じるのは私だけでしょうか?値上げになると、消費者からの批判は出るはずなのですが、今回のこの値上げについては、「まだ安い」「100円でもいいぐらい」等肯定的な意見の方が多かったです。
値上げせざるを得なかった理由は、原材料の高騰が理由なようです。
木のスティックは3年前と比べ仕入れ値が90%も高くなり、各原材料もそれぞれ上がってしまったようです。赤城乳業によると「世界的な食品需要の変化や、物流費の高位安定、原材料やスティックなど包装資材の需給逼迫と価格高騰、加えて人手不足による人件費高騰も顕著で、既に自社企業努力でのコスト削減が可能な限界を超えてきている」とのことです。
要約すると「企業努力でのコスト削減がむり」とのことですが、素直に「そうだよね、そうだよね。今までよく頑張ったね。値上げしていいよ!」と思えます。何しろ25年ぶりの値上げなんですから。
なんでガリガリ君はあんなに安いの?
ところで、ガリガリ君がなんであんなに安いのか不思議に思いませんか?その理由を考察してみました。まず、基本的に原材料が安いからだと思います。
ガリガリ君(ソーダ味)の原材料をみると「ぶどう糖果糖液糖、砂糖、りんご果汁、ぶどう糖、ライム果汁、水飴、リキュール、食塩、香料、安定剤(ペクチン)、着色料(スピルリナ青、紅花黄)、酸味料」とあります。
砂糖水に風味と色と香りを付けているだけですね。もちろん、あの味のバランスや食感の出し方や色と香りの配合などは研究を重ねた結果でしょうが、一度製造方法が決まってしまえば、あとは低コストで買える材料です。材料の仕入れ的にはあまりお金をかけてないみたいですね。
事実、赤城乳業の中の人も「正直、ガリガリ君は、あまりお金をかけていないブランドです」と言っています。
また、賞味期限がない為、廃棄(ロス)が出にくいことも理由だと思います。ナポリタン味はさすがに売れなくて廃棄になったかもしれませんが、廃棄分を価格にのせる必要がないということも考えられます。
一説には「原価(材料費?)としては11円」と言われています。
60円で考えたら49円の利益です。この49円を高いとみるか安いとみるかは意見が分かれるかもしれませんが、人件費を考えた開発費や輸送費などを考えると筆者はとても努力をしているのではないかと思います。
木のスティックの仕入れ値が以前より90%高騰していたときいただけで「めちゃ頑張っていたんだなぁ」と思いました。これが70円になったとしても納得できます。仕入れ値的にはあまりお金をかけていないみたいですが、そこにのせた創意工夫と熱意はプライスレスです。
まとめ
以上ガリガリ君の値上げについて、歴史をふくめて値上げと安さの理由についてまとめてみました。
コーンポタージュ味やナポリタン味を出したガリガリ君、次はどんな挑戦を見せてくれるのでしょうか?この夏もガリガリ君を食べたいと思います♪ 赤城乳業、あそびましょ。
出典:http://www.akagi.com/
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